スタッフは結婚式のご祝儀のお預りはいたしません

年末になると振り込め詐欺などの事件が増えるそうで、
TVで手口などを紹介しているのもよく見かけますね。

先日、祖母の法事があり、おじやおばたちと久しぶりに顔を合わせたのですが、
「こんな電話がきた」と振り込め詐欺電話の話題で盛り上がっていました。
意外と身近にも掛かってくるんだなぁ、とびっくり。

さて、ウェディングでも「ご祝儀泥棒」というのがいます。
受付に集まるご祝儀や会費を狙ってくるんです。
礼服を着て、「新郎のオジです。」という感じで親族を名乗り、
ご祝儀を預かるように言われたと嘘を言って、
受付を任されたご友人から、集まったお金を受け取って逃げてしまう。
時には、スタッフを装う輩もいるらしいのです。
それらしいスーツを着れば、ゲストにはよくわからないですよね。

泥棒対策のために、式場では受付後のお金の受け渡しの手順を定めています。
基本的には受付係の方から、事前に決めておいた預かる方への直接の受け渡しになるようにしています。
受け渡しを受付係のご友人から親御さまに直接行う、
セーフティボックスに直接預けて番号を親御様に直接知らせるなど。

スタッフが、受付係の方を預かる方がいる場所にご案内することはあっても、
お金を預かって代わりに受け渡しするようなことは絶対にしません。

一番確実なのは、受付係の方に、親御さまの席に持っていっていただくやり方。
その席に他人が座っていることはまずないですし、
スタッフも違う人が座っていればお顔や服装でわかりますから。

受付まで親御さまをお連れして受け渡しをするケースもありますが、
この方がいらっしゃったら渡してくださいね、と受付の方に説明しておいても、
万が一泥棒が「その人から頼まれた」と言ってきたら、
その泥棒に渡してしまう危険性もあるので、少々心配なやり方なのです。

遅刻したゲストがいた場合も、ご祝儀は親御さんや新郎新婦に直接渡すようにお願いします。
お預かりして万が一紛失があったりしては困りますから。
お車代なども極力お預かりはしないのです。

代金のお支払い用の現金以外は、お金のお預かりは「いたしません」。
と、ドラマに出てくる女医さんのようなことも時にはお伝えしているのです。

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